TRY angels-多文化レスキューユース

トライエンジェルス

TRY angels-多文化レスキューユース

神奈川県横浜市と神奈川県大和市をまたぐ位置に有る
”県営いちょう団地”には現在、約20カ国の人々が暮らしています。

わたしたちは多文化まちづくりの観点のもと、日本語学習を通じ、
日本語力を高めた若い力を募り、防災訓練や活動/啓蒙を目指し、
いずみ消防署/地域の皆様方のご協力を頂き、
TRY angels-多文化レスキューユースを発足致しました。

この取り組みは2006年に、消防署の担当の方と話す中で、
まずは協力して多言語の防災パンフレットを作れないか、というところから話が始まった。

その年、当団体に関わる地域の外国籍の若者が翻訳を担当して作成した6言語併記の
「防災パンフレット」を、翌年には「応急手当法リーフレット」をやはり6言語で作成した。

これらの事業は単に多言語の資料を作る、ということではなく、日本語教室や補習教室、サッカーなど、様々な活動の場を通してつながっている若者たちを、防災活動をきっかけに多文化・多言語な環境に対応でき、地域の中で活躍できる人材として育てることを目的とするものであった。

そのため、原稿を渡して翻訳を依頼する、という形ではなく、翻訳に関わらない若者も含めて、「外国人防災リーダー」として、消防署の指導のもと、普通救命講習を受講したり、
「横浜防災ライセンスリーダー講習会」に参加させてもらったりする中で、防災に対する知識とメンバーのつながりを深めていった。

トライエンジェルス
そして、保育園や団地祭りなどのイベントなどでデモンストレーションを行うことで、活躍の場も広がり、地域内での認知度も少しずつ高まっていった。

2010年には、より若者が関わりやすいようにと「外国人防災リーダー」という名称から
「TRYangels(Tabunka多文化/Rescueレスキュー/Youthユース/angelsエンジェルス)」と改称した。
同時に、次の世代を育てるため、地域の中学校とも協力し、中学生からのメンバーを募った。

最近では地域の中でもTRYangelsの活動が浸透してきており、自治会から依頼を受けて防災訓練等にも参加するなど、地域活動の中心を担う存在にもなってきた。

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